今回も、生命保険のコンサルティングの実況中継をお送りいたします。私の友人(大手生保のセールスをやっているお義母さんから保険に加入。絶対解約できないと言っていたのに、わずか30分で解約を決意した)への、私の先生のコンサルティングダイジェストです。
教官は、3つの保険(定期保険、養老保険、終身保険)の説明のあとに、こう続けました。
「生命保険はこの3つ、これは世界共通です。他の国に行ったら2つだった、あるいは4つもあったということはありません。一見、複雑に見える生命保険も、すべてこの3つの組み合わせ。それに、もっともらしい商品名を付けて販売しているだけなのです」
「念のため付け加えておきますが“年金保険”ってありますよね。保険と言う名前が付いているから勘違いしやすいのですが、あれは“年金”という金融商品であって、生命保険ではありません。何故なら、損害保険会社を含めた他の金融機関でも販売されていますから・・・」
続いて意外な言葉が。
「一般的に個人の保障の基本は終身保険と考えて下さい」
私は何故???と思いました。
すると教官、
「定期保険、養老保険のような一定期間で終了する保険は、特定の目的に対して使われると考えて下さい」
「例えば定期保険は“定年が60歳だから、社員に60歳までの保険を掛ける”“子供が自立するまでは高額の保障が必要だから、その時まで保険を掛ける”というように使います」
「養老保険の場合には“子供が大学に入学する年までに○○円の貯蓄をしたいから加入”という様に使います。いわゆる学資保険の本体は、この養老保険なのです」
「対して、単に“保障”という場合には、終身保険が必要になります。何故なら、先の事がわからないからこそ、生命保険などというものが世の中に存在するのですから」
「もちろん、生命保険の目的や必要な保障額は、人によってそれぞれ違いますから、状況に応じて、この3つの保険を適切に組み合わせ、必要なもの、欲しいものだけを“買えば”いいんですよ」
なるほど、納得です。
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