教官による、正しい保険の見直し方とは③

生命保険の正しい見直し方

 前回で、新たな保険設計の提示は終了しました。何より驚いたのは、お支払い総額の違いです。ここで再度提示して見ましょう。

 ・契約中の保険の支払総額・・・25,270,000円
 ・提示した設計の支払総額・・・ 8,220,000円

 なんと、その差額は1705万円!教官は言いました。
「この1705万円を、保険会社に、不要な保障のために払ってしまうのと、貯蓄出来ているのとでは、ものすごい差でしょ?だから生命保険は、お母さんから入ったとか、知り合いから加入したとか、そんなレベルの問題ではないんですよ」
 この金額の差を認識して、友人は大いに怒っています。
「もう、お義母さんたら・・・実の息子にまで、こんな保険を売るなんて・・・」

 すると教官は、にっこり笑って、こう答えました。
「それは逆ですよ。この金額の差を認識したら、お義母さんを怒ってはいけませんよ。だって、お義母さんは、この差を知らない、保険とはこういうものだとしか教えられていないからこそ、息子さんにまで、この保険を販売したのですから。この差をはっきり認識していたら、いくら何でも、お義母さんはこの保険を販売しないでしょ?」

 セールスさんにも、きちんとした事を教えない、教えてしまっては利益率の高い保険を売ってもらえなくなるから・・・だから、自社にとって都合の良い、耳ざわりの良いセールストークばかりを“教育”と称して教え続けるなんて・・・許せません!!!
「つまり、すべては、利益のみを追求する保険会社の姿勢に問題があるのです。そうした消費者無視の販売を続けているから、漢字生保各社は、解約に歯止めが掛からない状況なんですよ。経営不振は、決して景気のせいだけじゃないんです」

 保険業界は、買う人に対しては分かりにくくし、売る人には都合の良い・・・洗脳のような教育をして外に出すのですから、身内や友人だからといって全部お任せにするのではなく、買う前によーーーく値札を確かめないといけませんね。
 一つ、魔法の言葉を伝授いたします。
「この保険の良さは分かりました。で、これは支払総額はいくらで、いくらもらえるものなんですか?」
 この質問にスッと答えてくれるセールスさんなら、信頼できるかもしれません。
(続く)

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