生命保険のコンサルティングの実況中継のコーナーです。私の友人(大手生保のセールスをやっているお義母さんから保険に加入。絶対解約できないと言っていたのに、わずか30分で解約を決意した)への、私の先生のコンサルティングです。無事コンサルティングは終了。ご興味ある方は是非バックナンバーをご覧下さい。現在はその後のエピソードをお送りしています。
お義母さん、会社を辞めると宣言し、すっかり明るい表情になりました。
「早速、会社には届を出します。それで、次に何をやるかを考えます」きっぱりとこう言いました。
オロオロしている私を尻目に、教官もにこやかな表情です。
「そうですか。いや、感服しますよ。私の言っていることは正しいという自信はありますけど、でも、10年間も続けた仕事を辞めるという決意は勇気が要りますから。私の話を真摯に聞いていただいて本当にありがとうございました」
「いいえ、こちらこそ本当にありがとうございました。本当にスッキリしました!」
こうしてお義母さんと教官の会話は終了しました。
私にとっては非常に貴重な経験でしたが、これには後日談があります。
お義母さんが会社を辞め、次の仕事が決まるまでの間、教官に2回の相談があったんです。
最初の相談は会社を辞める際のトラブルについて。
私、本当に驚いたんですけど、会社を辞める際に、会社側から数々の理不尽な扱いを受けたんですね。そんなこと、私は予想もしていませんでしたし、状況を聞いたら、もう、本当に頭に来ましたよ!10年も働いた人に対してもこういう態度を取る会社なんだから、契約者のことなんか絶対に考えていないんだなってはっきり分かりました。
普通は「今までありがとう」でしょ?それが、はっきり言って嫌がらせですもの!今でも思い出すと腹が立ちます。中でも驚いたのは、お義母さん自身の保険契約を容易に解約させてくれなかったこと。契約って会社のものじゃなく、契約者のものなのに!まあ、お義母さんは経験もありますし、教官のたった一言のアドバイスで、あっさりと問題は解決しましたけど。でも、これが一般の契約者だったら、すっかり言いくるめられてしまいます。とっても危険です!
そして、もう一つのお義母さんからの相談は、会社を無事、退社した後の仕事についてでした。
もちろん、お義母さんは大手生保で10年もセールスをしていた実績もありますし、その経験を生かしたい。でも、大手漢字生保の営業姿勢はすっかり分かった上での退職ですから、他の漢字生保に移る気も毛頭ない。そこで教官への相談となった訳です。
結局、お義母さんは、教官の懇意にしている保険代理店で仕事をすることになりました。その会社のセールス研修を教官がやっているんです。現在、その代理店でお義母さんは大活躍をしているそうです!
今までの大手漢字生保のやり方とは全く違う、本当にお客様のためになるセールス手法での仕事に大満足だそうです。失礼な言い方ですが、以前はエネルギッシュな雰囲気しか感じられない印象の人でしたが、何だか穏やかな雰囲気で表情までが明るくなったようでした。代理店の社長さんも「イイ人が来てくれた」と大喜びだそうです。
私、つくづく思いました。10年間、大手生保のセールスをやっていたお母さんでも、結局、会社側の利益優先の姿勢に気付かず、会社は、顧客なんて二の次で、会社の都合のイイ様にうまいことだけを並べ立てる。同じ様な実態が明らかにされ、社会的な問題になっている業界って、たくさんありますよね。
そうした問題がニュースで流れると、大きな怒りを感じます。でも、生命保険の業界ってわかりにくいから、問題が具体的に表面化されてこなかったんですね。しかし、昨今の大手生命保険会社の凋落、某生命保険の高齢者をだまし討ちにしたような手法が明らかにされていくのを見ると、何となくだけど、多くの人が気付き始めているんだな・・・と思いました。お義母さんが会社を辞めると決意した瞬間に立ち会って、それが実感できたんです。
普段おっとりとした教官が、顧客無視の姿勢の大手生保の実態について話す時になると、急に怖い顔になって、熱い言葉が次々と口から出る理由が良くわかりました。
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