小林の決意(2)

私がこの仕事をする理由

 ちょっとブレイクタイムです。前回で「保険料を安くする方法」についてのお話は終了しましたが、何より多い質問でしたから、それなりに念を入れた書いたつもりです。
 でも、結局、書いている事の本質的な部分はいつも同じなんですよね。さして難しい事ではないのですが、これが理解できていないから多くの人が「生命保険で大損」なんて、残念なことになっちゃう。そんな状況を少しでも減らすことが出来ればいいな!と思い、記事を書いています。

 さて、次のテーマに行く前に、読んで下さっている皆さまへのお礼を兼ねて、今、思うところを、少々書いてみたいと思います。

 この頃、ご質問をいただく数がとっても増えました。自分でも驚くくらい。本当に嬉しく思っています。
 特に「このコラムに出会えて本当に良かった」なんていうお礼のメールなどをいただくと、「続けて良かったな~」って、心から思えます。
 でも、最初はちょっとコワい事もあったのですよ。ヒステリックなセールスレディから抗議のメールがあったりして。「あなたは何もわかっていない! 生意気だ」なんて、言いたい放題のことを言われました。
「これはヤバいな。やめちゃおうかな」とも思ったのですけど、早速教官に相談したら、「フザケンジャネー!」って。。こっちも相当恐ろしかったです。

 それで、教官がそのセールスレディー宛の質問を作ってくれたんです。「他人に“あなたは何も知らない”なんて言うくらいだから、あなたはさぞや知識がおありなのでしょう。そこで、この基本的な質問に答えてください。きちんと答えられたら、再度、苦情を聞きましょう」っていうような文面でした。

 結局、それ以降、その人からの抗議はなし。もちろん質問に対する回答もありません。教官は笑ってこう言っていました。
「オレのところにも苦情が来るから、同じ質問をするのよ。でも、きちんと答えてきた人、未だに1人もなし。アワレだよね~」って、しみじみ言っていましたっけ。
 以降は抗議を受ける事もなく、平穏にコラムを書いていますが、その後も2~3回、「もうやめようかな」と思った事がありました。でも「やっぱり続けよう!」と思ったのは、読者の皆さまからの質問のおかげなんです。「このコラム、もうそろそろ終わりにしようかな」・・・そう思う時って「ネタ切れ」を感じた時なんです。最初は書きたい事がたくさんたくさんあって、いくらでも書けると思いましたが、こんなに続けるとは思っていませんでしたから。

「バックナンバーも全部、一気に読みました」なんてメールをいただく事もあります。そんな時は涙が出そうなくらい嬉しいのですが、同時に「そういう人に、これ以上新しい情報はなかなか提供できないよな~」という思いも、少しだけあるんです。

 ところが、多くの方から質問のメールをいただいている内に気づいた事がありました。
「ブログの〇回目を読み、とても参考になりました。そこで質問したいのですが」というメールをいただき、質問の内容を読んでみると、「えっ、この事について書いた部分を読んだって書いてあるんだよね??この質問の答え、そこに書いてあるのに、どうしてさらに質問してくるの~??」という事がよくあるんです。
 もちろん、私の文章力のせいもあるのでしょうが、かなりわかりやすく、しかもかなりしつこく書いているつもりです。それに、教官の監修も受けていますからね。もちろんいただいた質問にはきちんとお答えしていましたが、ある日、何気なく「なぜ、書いてある事をわざわざ質問してくるんでしょうか」って、教官に言ったんですよ。

 そうしたら教官、こう言いました。
「そりゃ、お前の書いた断片を読んだだけであって、基本がわかったワケじゃないから質問してくるのよ。大体、お前の記事を隅から隅まで読んで、その上で自分で勉強までしてから質問してくるなんてこと期待してるワケじゃないだろ。そういう質問があって当然なのよ。だからお前は、しつこく何度も同じ事を言えばイイの。それが役に立つんだから。大体、オレのセミナー聞いてわかるように、基本なんて15分喋れば終わっちゃうのよ。それがわかっていないから大損しちゃう人だらけなワケでしょ。お前は、公平な立場で、しつこく基本を言いつづければイイの」
 そうか~。久々の目からウロコでした。だから、もしワンパターンになっちゃっても、とにかく基本を言いつづければ役に立つんだ!!そう思って記事を書き続ける私なんです。

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