前の章と重複する部分がありますが、多くの方がこの段階で間違った認識をしているようですから、あえて書きますね。
「生命保険選びって、難しいよね」‥‥でも、3種類しかないってことがはっきり認識できていれば、難しいはずがないってことはわかりますよね。各社いろいろな商品を出していても、それは単なる商品名。内容は3種類の組合せでしかないんです。
ただ、それが複雑に組み合わされているから「よくわからない」ってことになる。よくわからないままに比較し、どれかを選ぼうとするから「難しい!」になっちゃうんですよ。
でも、非常に高価な買い物なんだから(1世帯平均で1500万円)、よくわからなければ買うべきではない。これはどんな商品でも同じでしょう。それなのに生命保険の場合は「よくわからないままに」買っちゃう人が、いまだにたくさん居る。
だから「生命保険で大損」なんて虚しいことになってしまうんですね。
医療保険も同じですよ。イヤになるほどCMが流れていますけど、あれだって単なる商品名。
「こっちはコレが付いてるけど、1日あたりの給付金額が少なく、それに比べてこっちは・・・」なんてやるのは基本が全くわかっていない証拠なんです。
「CMは単なるパッケージ名称なんだ」と認識できていれば、「入院1日あたりの給付金額を〇円にしたものが欲しいんです。いくらになりますか?」ってリクエストすれば、それでおしまいなんですよ。
大体、「医療保険」っていう名称自体、保険の種類ではないんですから。保険は定期・終身・養老の3つだけ。医療保険っていうのは、あえて言えば、分類名なんです。どんな医療保険だって、3つの保険のどれかに該当するんですよ。
そして、最終的に商品から余分なオプションを取り払ってしまえば、各社それほどの差はありません(会社の体質の差は明確にありますが)。
ということは、「設計」がすべてなんです。「自分にあった保障をどのように準備するか」その設計こそが「生命保険の選択」なんですね。そしてそれにはプロのコンサルティングがやっぱり必要なんです。
生命保険は「選ぶもの」ではなく「設計するもの」。 このことをしっかりと認識いただきたいと思います。
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