前回の質問同様、こんな質問も多くあります。
<質問>
アドバイスに従って、払う金額ともらえる金額を計算してみたら、払う金額の方がはるかに多いので解約しようと思いました。しかし担当のセールスから「来年になると30万のお祝い金があるから、それまでは解約したら損ですよ」と言われました。どうすれば良いでしょうか。
<解答>
これは「お小遣い付き保険(3年ごとに20万円程度の給付金が支給される)」と同様です。一定の期間が経過した時にもらえる給付金(=お祝い金)は、その時になって突然発生するものではありません。少しずつ貯まった解約返戻金の中から、その時期が
来たら、給付金額分だけが支払われるだけのことです。ですから「1年後にお祝い金があるのだから、今解約したら損」などということは全くありません。質の低いセールスレディにありがちな、子どもだましのトークです。支払金額の方が、もらえる金額よりも少ない悪質な学資保険は、一刻も早く解約することが被害を最小限に押さえるための鉄則です。
こちらもとっても多い質問ですね。
<質問>
子どもが生まれたので学資保険に入った方が良いでしょうか?
<解答>
決してそんなことはありません。保険セールスは「お子さんが生まれたんだから‥‥」なんて言いますが、それは単なるセールストークです。自分の家計に合った貯蓄方法を選択すればよいのです。ちなみに「郵便局の学資保険はお得」なんて思っている方も多いようですが、これも単なる思い込み。郵便局よりもはるかに利率の高い金融商品はたくさんあります。おじいちゃん、おばあちゃんが嬉しさのあまり学資保険に加入してしまうケースも多いので、安易に加入しないように言っておいた方が良いでしょう。(続く)
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